Captain's ちょいマクLife with DOG

チワックスハニー&Mダックスくっきーとの八ヶ岳西麓・丸太ハウスでの暮らし

ぺ・ハニー物語

 

お正月休みに

ワタシたちとハニーとくっきーの

2人と2頭は

ペットショップがある

ショッピングモールへと出掛けました。

 

高速道路を通って行くその場所へは

ここ小田原から車で1時間ぐらいかかります。

 

いつものように

車の後部座席にクレートを装着し、

ハニーとくっきーの場所を作って

いざ出発!です。

 

くっきーは車の中のクレートに入ると

すぐ寝てしまいます。

 

でもハニーは

ひんひん、くんくん、

とのどを鳴らして

なかなか落ち着きません。

 

それがいつものワタシたちの

お出掛けのひとコマ。

 

ハニーの甘え声は

ハニー自身が疲れるまで

延々と続きます。

 

しばらく走って

静かになったのもつかの間、

ショッピングモールに到着すると

駐車場に車を止めるバックの体制で

またハニーのひんひん声が

始まります。

 

いっそう激しく。

 

きっと

「はやくおろして~。」

と言っているのでしょう。

 

そしていざ降りたあとは、

超興奮状態。

 

抱き上げてクレートから出すと

腕の中で暴れてしまい、

今にも腕の中から飛び出してしまいそうです。

 

その日もいつものように

ハニーをワタシが

くっきーを夫トーマスが

クレートから出し

抱き上げました。

 

いつものように

ハニーは暴れます。

 

駐車場の中では

車が来ると危ないので

もう少し通りに出てから

ハニーを道におろしてあげよう

と思っていました。

 

そんなワタシの気持ちを

もちろんよくわからないハニーは

「おろして~。」

と暴れ、ワタシの腕の中で

大きくのけぞりました。

 

・・・次の瞬間、

ハニーはワタシの腕の中から

後ろ向きに

地面に向かって

落下してゆきました。

 

空中で上を見て

落ちてゆくハニー。

 

まるでスローモーションのような

短いような長いような一瞬。

 

その間、ワタシとハニーの目は

お互いに釘づけでした。

 

『このままじゃ

ハニーの後頭部が

地面に激突してしまう!』

 

いろいろな想いが

頭の中を駆け巡りました。

 

こんな小さな身体で

小さい頭を

固い地面に叩きつけてしまったら

どうなるのだろう・・・。

 

しかも

ワタシの背の高さからの落下は、

もし人間にたとえたとしたら

高層ビルの上から

落ちるようなもの・・・。

 

どうしよう・・・。

 

どんどん落下していくハニー。

 

あと少しで地面に激突してしまう・・・。

 

その次の瞬間、

ハニーは

くるっと地面の方に向きを変え

無事自分の足で着陸しました。

 

まるで何事もなかったかのように。

 

そのあと

どきどきしながら

ショッピングモール内を

お散歩しました。

 

ハニーは元気よく

しっぽを振りながら

歩いています。

 

・・・モール内にある

ペットショップに入りました。

 

人やわんちゃんが多いので

恐る恐るハニーを抱っこしたワタシ。

 

また落としてしまったら

どうしよう・・・。

 

いや、

もう絶対に落とさない。

 

あんなこと

二度と起こさない。

 

そんな想いの中

ハニーを抱き上げました。

 

ハニーは暴れません。

 

いつもより数段おとなしいハニー。

 

落としてしまった時も

そのあとも

声も上げずに

平然としていたハニーでした。

 

でもやはり、

ショックだったんだなぁ。

 

また抱っこされると

さっきのことを

思い出してしまうんだろうなぁ。

 

 

~犬はあまり記憶しないと言われていますが

一緒に暮らしていて

そんなことはないと感じていました。

 

ハニーやくっきーなりに

いい記憶も悪い記憶も

積み重なっている

ようなのです。~

 

その時

ワタシの腕の中にいるハニーを見て

夫トーマスが叫びました。

 

「ハニー、血が出てるよ!」

 

地面の近くに落ちたころに

くるっと向きを変えたので

マズルが地面にこすれてしまったのです。

 

ちょうど鼻の下の左右二か所が

すれて傷つき、出血していました。

 

きゃん!とも わん!とも

言わなかったのに

けがを負っていたハニー。

 

もしかしたら

ワタシの腕の中で暴れていたので

怒られた・・・

と思ったのかもしれません。

 

自分が悪いのだから

仕方がないと

感じていたのかもしれません。

 

こんな傷ができるほど

すりむいていたのに

何事もなかったかのように

平然としていたことが

哀れでなりませんでした。

 

同時に愛おしさと

責任をひしひしと感じていました。

 

ごめんね、ハニー。

 

いくら謝っても

謝りきれないね。

 

これからは気を付けるからね・・・。

 

 

ハニーは番犬気取りなところがあり、

家のそばに人の気配があると

外に向かって吠えたりします。

 

でもこの一件があってからは

2週間ぐらい

外の気配で吠えることはありませんでした。

 

ひんひん甘え声を出すことも

以前に比べれば

いまだに少ないです。

 

心に傷を負ってしまったのかと

気を病んでいたワタシには

前と変わらず甘えてくるハニー。

 

でも甘え声は

あまりありません。

 

・・1ヶ月近くたって

ようやく鼻の下の傷も

目立たなくなってきました。

 

ペ・ハニー 

 

鼻の下の傷が目立った時に

ハニーについたあだ名は

『ぺ・ハニー』。

 

ワタシが小さいころ

流行っていたドリフターズ

 

その中で、加藤茶さんがやっていた

「カトちゃんぺ!」

の「ぺ!」のところに

痛々しいすり傷があったから

というのが由来です。

 

韓国の人の名前みたいだね~。

 

そんなことを言って

笑いながら

ぺ・ハニーと過ごした

約1ヶ月の日々。

 

今も飼い主としての責任を

前以上に強く感じながら、

そしていっぱいの愛情を注ぎながら

過ごしています。

 

 

*今日のハニー&くっきー ↓

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ワタシたち ベッドのそばが お気に入り ♪