Captain's ちょいマクLife with DOG

チワックスハニー&Mダックスくっきーとの八ヶ岳西麓・丸太ハウスでの暮らし

トーマスとブラッキー

JUGEMテーマ:わんこ

イヌとの生活が

純粋に3年を過ぎたばかりのワタシと違い 

トーマスは10歳のころから

イヌとの生活が始まっていました。

あれ?それって

ワタシが泣けない子どもになったころと

同じ時期だったんですね~。

トーマスとワタシは

ずいぶんと違った

子ども時代を過ごしていたのだなぁ

としみじみおもいます。

ガキ大将だったころ~思春期まで

ずっとイヌと暮らしていたトーマス。

スタンダードダックスの

ミミちゃんは18kgの身体で

無敵だったそうです(笑)

そしてその息子ブラッキーさんは

10kgぐらいの体格で

16歳ぐらいまで長生きしました。

ワタシがトーマスと出会ったころには

もうおじいさんでケージの中で

毛布にくるまってじっとしている毎日だった

ブラッキーさん。

なかなか姿を見ることは

ありませんでしたが

とても大事にしてもらっていました。

…当時イヌのことは

よくわからなかったワタシでしたが

そう感じられました。

大学時代の4年間を

金沢で過ごしたトーマス。

そのころすでに

ブラッキーさんは

ケージに入ったきりの状態でした。

トーマスは休みで実家に帰ってくると

その2週間の間、毎日毎日

ブラッキーさんをケージから出し

シャンプーし

歯茎を塩でマッサージし

日の当たる場所で

ひなたぼっこを

させてあげていたのだそうです。

ブラッキーさんは

とても気持ちよさそうで・・・

きっとトーマスもその姿を見て

嬉しかったんだとおもいます。

子ども時代のトーマスは

ブラッキーさんにちょっかいを出して

よく唸られていたらしいのですが

大人になってブラッキーさんに

いろいろしてあげられることが

喜びに繋がっていたのですね。

そんな風に

細々と生きていたブラッキーさん。

ブラッキーさんが全くケージから

出て来れなくなったころでした。

トーマスとワタシはトーマス実家に寄り

用事も済み帰ろうとしていました。

ふとトーマスが

ブラッキーさんのケージに目をやると

いつも毛布にくるまって

全然動かないブラッキーさんが

毛布から顔を出し

上に少し動かしていました。

トーマスはケージの戸を開け

ブラッキーさんをよしよしと

思いっきり撫でてあげていました。

トーマス父母は

ブラッキーが出てくることなんて

ないのにめずらしいね。」

と言って驚いていました。

その翌日・・・

ブラッキーさんは旅立ちました。

最後のチカラを振り絞って

トーマスに撫でてもらった

ブラッキーさん。

「もうこれで最後だ。」

とわかっていたのだろうというのが

トーマス家族みんなの見解です。

ワタシもそうおもいます。

シャンプーしてもらったり

歯磨きしてもらったり

日なたぼっこさせてもらったり

そんな時間が

ブラッキーさんにとっては

とても嬉しくて幸せな

時間だったのでしょう。きっと。

「ありがとう・・・。

もう会えないかもしれないから

撫でて欲しい・・・。」

父が亡くなり

ワタシが泣けない子どもだった時代に

イヌと一緒に多感な生活を

過ごしていたトーマス。

ほかにも鶏や魚や虫など

いろいろな生き物を飼っていて

まずエサをあげなければ

自分たちのごはんの時間には

ならなかったそうです。

ワタシが長~い闇のトンネルを

彷徨っていたころ

生き物たちとイキイキと

暮らしていたトーマスには

学ぶべきところがたくさんあります。

そして同時に

ワタシが彷徨っていたことにも

意味があるのだということも

今のイヌとの暮らしで

わかってきたりしています☆