Captain's ちょいマクLife with DOG

チワックスハニー&Mダックスくっきーとの八ヶ岳西麓・丸太ハウスでの暮らし

パーマカルチャーの島・タスマニア

最近買った雑誌に、

オーストラリアのタスマニア州のことが載っていました。

オーストラリアで最も小さく、

唯一の島の州、タスマニア

面積は、北海道とほぼ同じくらい。

そして、日本と同じように

四季があります。

りんごやハートのようにも見える

逆三角形をしている島は、

アップルアイランドとも呼ばれています。

世界遺産を含む、

大自然の豊かな島。

タスマニアは、

パーマカルチャーの発祥の場所でもあります。

70年代、自然との共存を提唱したのが

パーマカルチャー。

人間にとっての恒久的持続可能な環境を

作り出すためのデザイン体系。

パーマカルチャーという言葉は、

パーマネント(永久な) と、

アグリカルチャー(農業) または

カルチャー(文化) を

組み合わせた造語です。

単にエコロジカルでなく 

より美しく、よりオシャレに

暮らしをデザインするという考え方は、

世界へと広がっています。

今から3年前、

友人が

「一緒にアイルランドに行かない?」

と誘ってくれました。

レンタカーを借りる関係もあり、

4人の仲間を探しているとのこと。

OKの返事をしたのが、

4人中の4番目だったワタシは、

チケットのキャンセル待ちの

最後に名を連ねてもらいました。

GWを含む日程だったこともあり、

なかなかエアーのチケットが

取れません・・・。

そんな中、

最後に申し込んだワタシだけ、

アイルランド行きのチケットが取れました。

なぜかワタシだけ・・・。

アイルランドの情報といえば、

ギネスビール、

エンヤ、

アイリッシュコーヒー

ぐらいだったワタシ。

ひとりチケットがゲットできていると、

ほかの3人を確保しやすいとのことで、

ワタシのチケットを生かしたまま、

ひたすらキャンセル待ちをしました。

待ち続けている間に、

どうしてもアイルランドに行きたくなってきました。

ワタシだけチケットが取れたのは、

絶対行った方がいいってことかも。

・・・しかし残念ながら、

ほかの3人分のチケットは確保できず、

ワタシのアイルランド行きのチケットは

キャンセルとなりました。

そして出発の日程のわずか2日前、

アイルランドから変更になった行き先は、

オーストラリアのタスマニアでした。

アイルランド以上に予備知識のない場所、

タスマニア

ガイドブックにも、ちょこっとしか載っていません。

自然がいっぱいで、

ワイルドな感じかな~?

そんな風に思いながら、

旅に出ました。

行きはケアンズ経由。

オーストラリアに行くのは、

初めてでした。

オーストラリアは、

手荷物の中に食べ物を入れたまま

入国できないようで・・・。

ケアンズで手荷物検査の時に、

「食べ物持っていませんか?」

と聞かれ、

元気よく

「はい!持ってませ~ん。」

と答えたわたしたち。

でもなぜかワタシだけ呼ばれ・・・。

「コレはなに?」

・・・映像に映っていた三角の物体は、

紛れもなく食べ物~おにぎり~でした。

いつも空の旅には、

おにぎりを持参するワタシ。

機内で食べそびれて、

そのままカバンに入っていることを

すっかり忘れていたのです。

でも見逃してくださり、

没収はされませんでした(笑)

ケアンズからタスマニアに入ってしばらくは、

あまりいいお天気に恵まれませんでしたが、

のんびり旅を満喫しました。

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ひたすら続く道。

車は日本と同じ左側通行だったので、

ワタシもたま~に運転させてもらいました。

残念ながら

時季は終わっていましたが、

ワイナリーにも立ち寄りました。

葡萄畑が広がります。

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旅の中盤からは、

いいお天気に恵まれました。

滝があったり、

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砂丘に行ったり、

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海岸のクリフ(岸壁)にも、

足を運びました。

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カフェも、

自然を生かした素敵な作りでした。

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こちらは、

リーファームのカフェ。

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お店の前には、

畑が広がっています。

その向こうには海、

そして青い空。

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動物たちにも会いました。

これは、タスマニアンデビル。

かわいいらしいデビルちゃんですが、

口を開けると、凶暴な姿に変身してしまいます。

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ゆったりくつろぐカンガルー。

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そして、意外と大きいワラビーに

腰が引けてしまっているワタシ・・・。

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これらは、動物園での姿ですが、

もちろん野生のものも

多く生息しています。

朝の散歩で、

ワラビーを見掛けたこともありました。

そしてなんと言っても、

空気も水もおいしくて、

それだからこそ

食べ物も新鮮でおいしかったタスマニア

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今回目にした雑誌には、

タスマニアの小さな村で

若いご夫婦が始められたという

「アグラリアン・キッチン」が紹介されていました。

自宅で栽培するオーガニックの野菜、

飼育するニワトリ、

ブタなどを使って料理講習を行う施設だそうです。

参加者は自ら野菜を収穫し、

料理をします。

タスマニアが育む健康な食材で、

気持ちのいい時間を過ごす・・・

これもパーマカルチャーのひとつ。

予備知識のないまま、

素晴らしさに圧倒され旅したタスマニア

またぜひ訪れてみたい場所です。

幻想的な朝焼けに

感動した日もありました・・・。

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それから、

縁がなく行くことのできなかった

アイルランドにも、

ちょっぴり想いを募らせています。